チェ・ミンシクとハン・ソヒの『インターン』16日公開、逆転の師弟関係
写真: チェ・ミンシク — che (Please credit as "Petr Novák, Wikipedia" in case you us / CC BY-SA 3.0俳優のチェ・ミンシクとハン・ソヒが主演する韓国版リメイク映画『インターン』が、9月16日に公開される。YTNは9月12日午前2時10分付の公開映画紹介コーナーで、キム・スンファン記者のリポートとしてこの作品を取り上げ、37年の会社員生活を終えたベテランが「末っ子」の名札を付けてファッション企業に足を踏み入れる物語だと伝えた。ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイが主演した2015年のハリウッド作品を原作に、韓国的な情緒と、MZ世代が中心となった今どきの職場の風景に合わせて組み直した一本である。
物語の舞台は、ハン・ソヒ演じるソンウがCEOを務めるファッション企業「ウトゥトゥ(WOO22)」だ。ここに、経歴37年のシルバーインターン、キホ(チェ・ミンシク)が入社することから話が動き出す。ウィキツリーの報道によれば、ソンウは創業3年で100億ウォン台の売上を記録し業界の注目を集めた人物で、成功のためにひたすら仕事だけを見て走ってきた。一方のキホは社会人経験では誰にも引けを取らないベテランだが、デジタル業務や若い社員たちの自由な組織文化には慣れていない。社員証を首から下げて席に着く初出勤の日から、慣れない環境と向き合うことになる。経営支援チーム長のミナ(リュ・ヘヨン)の前で緊張する場面や、副代表のヨンファン(キム・ジュナン)と並ぶ場面を通じて、長い職場経験を土台に新しい組織へ適応していくキホの姿が描かれる。

YTNのリポートで、チェ・ミンシクは原作との違いについてこう語っている。「チェ・ミンシクがやってハン・ソヒがやる。ならば当然、差別化はできるでしょう。素晴らしい原作に押しつぶされるのは自尊心も傷つくようだし、私たちは心を込めて作ってみました」。ハン・ソヒは「この映画に関してだけは、本当に後先考えずに飛び込んで、先輩のエネルギーに触れられるところまでは作らなければと思った」と述べ、大先輩と組むにあたっての覚悟を口にした。ベテラン俳優と今をときめく俳優が「末っ子」と「上司」という入れ替わった関係を演じることで、新鮮な組み合わせが生まれている。
中央日報が9月9日付で伝えたインタビューでは、二人の役作りがより具体的に語られている。取材はチョン・ウンヘ記者が9月7日と8日の二日にわたり、ソウル・三清洞のカフェで行った。同紙は上映時間132分が速く過ぎると評し、二人が自分の服を着たように役と合っていると位置づけている。チェ・ミンシクは自分を宣伝する必要のない大俳優でありながら「今、営業しているんです」と語り、良い作品で新しい役を演じたいという意欲を繰り返し口にした。ハン・ソヒははきはきしたイメージとは異なり、やや恥ずかしそうな表情と小さな声で「自分さえうまくやればいいと思っていたのに、ああすればよかった、こうすればよかったという心残りが残る」と話し始めたという。
演出を手がけたのは映画『もしも僕らが』のキム・ドヨン監督で、感情の物語を一つずつ積み上げた。キホはスーツをきちんと着こなした礼儀正しい紳士そのものであり、仕事でも人生でも十分に経歴を積みながら、相手が尋ねるまで助言を差し出さない。その点はデ・ニーロが演じたベンと似ているが、少しずつにじみ出る父性的な要素に韓国的な色合いが付いた。チェ・ミンシクは「疲れているソンウに糖分を補給しろと昔ながらの菓子オランダを渡したり、ハンカチの代わりにティッシュを差し出したりするディテールがそういう要素」と説明している。
同紙が白眉に挙げたのは、映画後半で夫の浮気と同僚の裏切りに涙するソンウに向かい、キホが「しっかりしろ」と励ましまじりの叱責を浴びせる場面だ。「お前は若くて有能だ。悪いのはあいつらなのに、なぜお前が崩れようとするんだ」という趣旨のせりふをタメ口で放ち、そのあと「私が父親なら、こう言うと思います」と元の姿に戻る。チェ・ミンシクは「この場面を撮るとき、監督にだけ前もって伝えておいて、ハン・ソヒには知らせずタメ口で始めた」と裏話を明かした。ハン・ソヒは「もともと台本では『私が父親なら…』というせりふが先に出てから助言が始まるのに、チェ・ミンシク先輩が順序を変えたので驚いたし、まるで自分に向けられた助言のように聞こえて励みになった」と振り返っている。
ハン・ソヒはソンウという人物について「ソンウは何を手放すべきか分かっていたけれど、自分が崩れてしまうのが怖くてつかんでいた」とし、「キホを通じて『手放しても崩れない』という勇気を得ることになった。そういう点で、原作とは違う結婚生活の結末も気に入っている」と語った。二人とも、これまで演じてきた強い役柄とはかなり異なる役に取り組んでおり、いわゆる「力を抜く」姿勢が必要だったとみられる点について、チェ・ミンシクは「水になろうと努力した」と表現し、ハン・ソヒは「どうやってしみ込むか悩んだ」と話した。チェ・ミンシクは「(若い人たちと)一度交わろう、楽しく遊んでみようと考えた」「新しい服を着るような妙な快感がある」と述べ、ハン・ソヒも「演技は難しかったけれど、大先輩と呼吸を合わせられて本当に良かった」と付け加えている。
原作の数字も改めて紹介されている。ウィキツリーによると、ナンシー・マイヤーズ監督による2015年の同名作は制作費3500万ドルに対し、全世界でおよそ1億9476万ドル(韓国ウォン換算で約2700億ウォン)の興行収入を記録した。デ・ニーロが70歳のシニアインターン、ベン・ウィテカーを、ハサウェイがオンラインファッション企業を率いるCEOジュールス・オースティンを演じ、韓国国内でも361万人あまりを動員した。YTNは公開当時に300万人を超える観客を集めた作品と伝えている。引退後も社会的役割を探そうとする高齢層と、急成長する組織で責任を背負う若いリーダーの姿を並べて見せた点、職場の中で年齢と役職を越えて互いに影響を与え合う関係を描いた点が、韓国の観客の共感を呼んだとされる。韓国版は1次ポスターと予告編が8月4日に公開され、8月19日には報道スチールも出て、予告編の再生回数は978万回を記録していた。
興行面でも滑り出しは悪くない。9月2日午後時点の映画振興委員会の予売集計で、『インターン』は予売率8%、予売枚数4万4千枚で全体2位につけた。秋夕(チュソク)連休の興行を狙う作品の中では最も高い数字で、首位の『オデッセイ』は予売率55.4%、予売枚数30万枚と大きく差があるものの、同時期に競合する『暗殺者(たち)』の予売率7.9%、予売枚数4万3千枚をわずかに上回った。予売率で0.1ポイント、枚数で千枚という僅差である。
公開を目前にした宣伝活動も活発だ。9月9日にYouTubeチャンネル「GQコリア」で公開された動画では、二人が撮影現場の出来事を振り返った。OSENのチェ・ジヨン記者が9月11日午前0時31分付で伝えたところによると、動画のタイトルは「『インターン』チェ・ミンシク、ダイエット中にカップ麺を食べていてハン・ソヒに見つかった話」。ハン・ソヒは「現場でいつも面白いエピソードを一つずつ持ってこられる。すごく楽しそうにそのエピソードを話される、その姿がかわいさのポイントだった」と語り、「『インターン』を撮りながら本当にたくさんダイエットをされた。セットが全州だったのだが、一人でカップ麺を買って宿舎に向かうところを誰かが見つけた」と明かした。チェ・ミンシクは「カップ麺は真理」と返して笑いを誘っている。互いに付けたいあだ名を尋ねられたハン・ソヒは「言ったら怒られそうだけど」とためらった末に「ミンチョギ」と答え、「言うことを聞かないという意味ではなく、子どものような純粋さがある」と説明したが、チェ・ミンシクは「私が何歳だと思って『クムチョギ』みたいな話を聞かされるのか」とこぼしてみせた。
ハン・ソヒは9月10日、自身のSNSに「最近」というひと言を添えて複数の写真と映像を公開し、宣伝活動に追われる姿と、その合間の飾らない日常の両方を見せた。マイデイリーのイ・ジヘ記者が9月11日午前5時32分付で伝えている。投稿にはチェ・ミンシクと親しげにやり取りする様子や各種撮影現場のスナップが並んでいた。このところ公の場への登場も続いており、9月2日にはソウル・江南区のCOEXで開かれた国際アートフェア「フリーズ・ソウル2026」に姿を見せ、9月7日にはソウル市龍山区漢南洞で開かれたフランスのハイジュエリーメゾン「ブシュロン」の「2026 カルト ブランシュ(Carte Blanche)コレクション」のイベントに出席してフォトタイムに応じた。9月8日には金髪にイメージチェンジした写真をSNSに投稿し、同じくブシュロンとともに撮影した写真も公開して話題を集めている。
チェ・ミンシクにとって『インターン』は、今年の活動の中でも新しい振れ幅を見せる一本になる。6月26日には、キム・ユンジン、ホ・ジュノ、チン・ギョン、チェ・ヒョヌクらと組んだNetflix作品『最後列からの声』(原題・맨 끝줄 소년)の配信が始まった。最後列の席から見えていたものは何だったのかを問う全6話のスリラーで、チェ・ミンシク演じるホ・ムノを中心に、チェ・ヒョヌク演じるイ・ガンら登場人物の現在と少年時代が交錯していく。主要人物には子役が配され、過去と現在が重ねて描かれる構成だ。脚本はチャン・ミョンウ、演出はキム・ギュテが手がけ、チョ・ハンチョル、ハン・ジウン、チョン・イソら実力派が特別出演として名を連ねた。重厚なスリラーの直後に、若いCEOの下で右往左往する「末っ子インターン」を演じるという振れ幅そのものが、本作の見どころのひとつになっている。
なお、YTNのリポートでは同じ9月16日公開の『分別のつく頃』も紹介された。父が突然がんの末期(4期)と診断されたことで、散り散りに暮らしていた家族が再び互いの人生に絡み合っていく物語で、目を背けたくても背けられない役割を各自が一つずつ背負うことになる。主演のハ・ユンギョンは「私も母にこうしたな、父にこうしたな、生きてきてこんなどん底も見たな、といった共感も得ていけると思う」「いろいろなことを考えさせてくれる映画だ」と話している。9月18日にはグループENHYPEN(エンハイプン)の『ENHYPEN VR CONCERT : DESTINY』も公開される。吸血鬼社会のタブーを破る選択をしたメンバーが避けられない運命に直面する内容で、音楽とパフォーマンスを一つの叙事として編み、観客が世界観の真ん中に入り込んだような体験を届けるという。世界42の地域・都市で披露される、ENHYPENにとって2度目のVRコンサートとなる。日本の観客にとっても、秋夕連休に合わせて韓国の劇場に並ぶ作品の顔ぶれから、いまの韓国映画界の関心の所在をうかがえる時期といえそうだ。
原文:37년 차 베테랑이 '막내'로...최민식·한소희 '인턴'






